花びら溶岩でポーズ!

島根半島に住んでいる私だけれど、久しぶりに来た桂島。今回はメノウという宝石の一つを探しにだぞ!いえぃ!松江ビジタセンターから歩いて向かう。釣りをしている人が、たくさんじゃないけど、何人もいらっしゃる。人それぞれにアジゴとかアオリイカ、キス、スズキなど狙っているそうだ。釣り竿や釣り人の動きで分かるらしい。漁船も停泊してて、漁船はどんな魚を捕りにいくんだろうね。漁船がゆらゆらと波に揺れている。いいな、のんびりするね。

 

桂島は橋を渡っていける。海藻のゆらめく海の底が見えるので、飽きない。橋を渡りきるとカメラマンさんがそこの池の淵に座ってくれないか。と言うので、靴を脱いで素足になって座ってみる。そこにあったのは小さな海だ、小さな魚や貝や藻の世界が広がっている。そこに私の巨大な足が浸かっている。冷たいかと思ったけれど頬を撫でる風より温かい。ぬるい足湯のような感じ、ずっとこうしていたくなった。

その時、「あっ!ここにメノウが!」って「えっ!?どこどこ?」。「これがメノウ?」「そうだよ、そこにも、ここにも」と言われてみれば、「ここにもあった」。ええー?何?これ?メノウだらけではないですかー。黒い石の中に白いツブ、ツブ。数ミリから数センチまでいろいろある。このメノウを包む黒い石、どっかでみた石に似ているけど、そうだ日御碕で見た柱状節理と同じ形と思うけど色は黒い。ここも火山の溶岩だと実感した。もとは赤くドロドロに溶けていたのだともおうと、すごいな。

桂島には小さな砂浜があって海水浴場もある。子どものころに来たような気がする。白い船がたくさん浮かんでいて、波も静かな浜辺なんだけど、夏が過ぎて、子どもたちの歓声が遠く聞こえて来そうな寂しさも漂っている。浜辺の砂を踏む足音が波の音と交わっている。隣のキャンプ場も過ぎて、桂島の裏側に回り込んで行った。沖合の島が見るようなところまで来たら、桂島の北の端になる。そこの岩を回ったら、これなに?と思うような。花びらのような岩。えっ?これも柱状節理なのかと思ったら、カメラマンさんが放射状節理と言うらしいって教えてくれた。火の花びらの上で、、、

アイディアを呼んでいる

そこから少し歩くと小さな石の浜にさしかかった。ここにメノウがたくさんあるというので探すと、丸い石の間に少しいびつな白い石が見つかる。それも目が慣れてくると、次々と面白いように見つかる。持って帰っても良いのは1個だそうだが、いくつか手にして進む。階段を登って桂島の上に出る。崖の上から、溶岩がのたうち回ったような、また円形や楕円のダイナミックな岩の景色が楽しめる。島が全部溶岩なんだと実感する。

見えます?私

島を出る前に、海水浴場の東に伸びる防波堤の先にある櫛島に行ってみることになり、ここでもドクドクと流れた溶岩を見ることができ、そこで大きなメノウを拾ったので、手に持っていた他のメノウを岩の上に置いておいた。また、だれか人が拾うかもしれないし、波がさらって海に持って行くかもしれない。メノウは島中のあちこちで見ることができた。夏、海に潜ると海中でも発見できるという。水底の美しく光るメノウも見てみたいな。

メノウを陽に透かして


透き通る水底に・・・

加賀神社

桂島の東側、海を隔てた対岸に大きな海食洞窟があって、加賀の潜戸(くけど)と呼ばれる観光名所。観光遊覧船が出ている。その加賀潜戸の洞窟の中に木の鳥居があるが、それは加賀神社の元宮と伝わる。加賀神社は出雲国風土記にも載る由緒ある神社です。ここの他所とは違う面立ちの狛犬で、さらにその毛が左右で異なる毛並みなんです。

Kuukedo(クーケド)

加賀漁港前の駐車場の東側にある漁師町カフェ。漁師のみなさんや釣り人の利用が多いカフェなので、ご飯類は基本大盛りです!普通盛り、小盛りはあらかじめ伝えましょう。写真は、桂島(かつらじま)カレーセット700円。人気の加賀お魚定食は800円。夏にはかき氷もあります。お店からの加賀港を望む眺望はとてもGoodです。